アメリカで出産!つわりの乗り越え方

私事ではありますが、ただ今第三子妊娠中です。やっと7か月になり、つわりや体調不良も落ち着いてきました。つわり時期って本当に辛いですよね。24時間常に船酔い状態で、食べたい物が分からないのに、何か食べないと余計に気持ち悪い…。

今回、3回目のつわり期間を経験したわけですが、つわりの程度や食べられる物も三者三様です。この期間は、毎日のように気持ち悪さと戦いながら、食べたい物、食べられそうな物を探していました。

特にアメリカにいるということもあり、食べたいと思っても手に入らない物があったり、頭に浮かぶのは○○のお店の△△などかなり特定の物でまさに無い物ねだりのオンパレードに悶々としておりました。

というわけで、とにかくつわりは辛い!!今回は、三度の妊娠での辛いつわり時期に私自身が食べていた食べ物や少しでも和らぐつわり軽減法を紹介したいと思います。

つわり中に食べられた物

グリーンスムージー

第一子の時はベッドから起き上がることができないほどつわりが酷く、何も食べられなかったのですが、そんな時、少しでも栄養が摂れるようにと夫が作ってくれたのがグリーンスムージーでした。

もともとグリーンスムージーは飲んでいましたが、気持ちが悪い中でも意外と飲むことができ、朝作ったものをちまちま飲んでやり過ごしていました。野菜と果物から栄養摂取できるのでオススメです。

冷めたおにぎり

つわり時期には炊きたてのご飯の匂いがダメという方も多いかと思います。私もご飯の匂い、あの炊きたての湯気に吐き気をもよおしていました。しかし、冷めたご飯なら大丈夫!

こちらもよく夫が朝出勤前におにぎりを作って置いておいてくれました。第一子の時は専らお腹が空いたらこの冷めたおにぎりを口にするというのを繰り返していました。

そうめん

そうめんはちょうどつわり時期が夏だった第三子の時に大活躍でほぼ毎日のように食べていました。喉越しが良いのでとても食べやすかったです。やはり夏はそうめんですね!

めんつゆは市販のものは添加物たっぷりなので、出汁みりん醤油を合わせて作り置きしていました。わさびやすり下ろし生姜、大葉などを入れるとさらに食べやすく美味しさもアップします。

巻き寿司(生ものが入っていないもの)

巻き寿司(酢飯)も第三子の時に無性に食べたくなり、よく食べていました。冷飯なので食べやすいのと同時に酢の酸味が気持ち悪さを少し軽減してくれたように思います。

妊婦は基本的には生魚はNGなので、蒸しエビやかっぱ巻き、玉子やアボカド、野菜が入っているビーガンロール(これはアメリカでは結構定番!)を選んで食べていました。

フルーツ

3人とも共通して食べられていたものはフルーツでした。つわり時期の私にとって最も重宝したありがたい存在です。冷蔵庫には常にカットしたフルーツを常備しておりました。

フルーツの中でも下記のように後味がスッキリする物の方が良いです。なので、柑橘系や南国フルーツをよく食べていました。さらに、いちごは葉酸が豊富なので特にオススメです。

  • スイカ
  • いちご
  • ブルーベリー
  • パイナップル
  • グレープフルーツ
  • キウイ
  • りんご

トマト

トマトは酸味と甘味があってジューシーなのでフルーツ同様に常に洗って冷蔵庫にストックしていました。やはりミニトマトの方がカットする必要もないので便利です。

トマトは第一子の時はたくさん食べていたのですが、その時に食べすぎたせいか第二子、第三子の時には一切受け付けなかったので実は食べていませんでしたが、オススメです。

クラッカー

アメリカでつわりの話をすると必ず勧められるのが、クラッカーです。気持ち悪さは空腹の時に起こると考えられてもいるので、クラッカーを常に枕元に置いておき、常食するようにします。

クラッカーは砂糖なしのものや全粒粉のものなどできるだけ原料がシンプルな物を選ぶようにすると良いですが、味に飽きてきたとしても種類は豊富なので色々なものを試して食べていました。

ちなみにアメリカではライスクラッカーやカリフラワークラッカーなどもありますが、日本ではお煎餅が種類豊富にあるので自分の好きな味、食べやすいものを見つけてストックしておくと良いですね。

梅干し

梅干しは第三子妊娠中に無性に食べたくなりよく食べていたのですが、食べていると気持ち悪さも軽減できたので改めて梅干しの万能なパワーを思い知らされました。

幸いにも日本から送られてきた手作りの梅干しがあったのでなんとか乗り切れました。出来るだけ無添加のものが良く、塩気がある方が効く気がします。おにぎりはもちろん、そのまま食べたり、お湯の中で潰して飲んだり色々楽しめます。

アイスクリーム

レモンやライムなどの柑橘系のシャーベットは後味が爽やかなので、気持ち悪くてどうしようもない時によく食べていました。(もちろん砂糖たっぷりですが、つわり中に限ってはOKです!笑)

さらに私はハーゲンダッツのアイスクリームも第三子の時には好んで食べていました。夜のつわりが特に辛かったのですが、ハーゲンダッツを食べることで少し和らぎ、癒されていました。

キャンディー

アメリカでは「つわり軽減キャンディー」というものが売っており、常に持ち歩いていました。メーカーにもよりますが、普通のキャンディーより甘さ控えめで爽やかな味なのでスッキリします。

日本であればつわり用でなくてもキャンディー自体が種類も豊富なので、選択肢も広がりますよね。特にレモンや梅など酸味のあるものはオススメです。

炭酸水

無糖の炭酸水はつわり期間の強い味方です。レモンなどフレーバーのついたものや、実際にレモンを絞って飲んでいました。後味がスッキリするので気持ち悪さも少し改善されます。

甘味が欲しい場合にはレモン、生姜、蜂蜜で作るレモンジンジャーエールがオススメです。シロップを作り置きしておけば無糖炭酸水で割って簡単に飲むことができます。

つわり軽減法

深呼吸&瞑想

つわりは英語で”morning sickness”と言うように、朝が辛いと言われていますが、私は特に夜が辛く毎日寝る前の吐き気(実際に吐く)と戦っていましたが、繰り返し深呼吸を行うことで少し和らぎました。

瞑想するように、自身の呼吸に意識を向けて深呼吸に集中することで、気持ち悪さを解放し(完全に無くなるわけではないですが…。)リラックス効果も高まります。もちろんベッドに寝ながらでOKです。

気持ち悪さでなかなか寝付けず、寝るまでの時間が苦痛だったのですが、ベッドに横になりながら目を閉じてひたすら深呼吸することでだいぶマシになりました。

外に出て散歩

第一子の時は散歩どころではありませんでしたが、第二子と第三子の時には上の子もいたこともあり、散歩に出かけることもあったのですが、外の空気を吸うことで気分転換にもなりました。

気持ちが悪くて家にいたいなという日でも、特に天気の良い日などには少し重い腰を上げて散歩をしたり、外出してみることでつわりの辛さを紛らわすことができます。

シーバンド

手首内側の中央から指3本分下の位置にある「内関」というツボは胃の不快感に効くと言われているのですが、つわりにも効果的なので、シーバンドが手軽でオススメです。

シーバンドとはリストバンドに一ヶ所ボタンのような突起が付いており、そのボタンが内関のツボを常に刺激してくれるというものです。よく船酔い対策に使用されますが、つわりにも効くので私もよくつけていました。

ミントのエッセンシャルオイル

ハーブの香りは気持ちを落ちつかせ、リラックス効果もあるのですが、つわりには特にミントがオススメです。爽やかなミント香りが気分を穏やかにし、つわりを和らげます。

私はミントのエッセンシャルオイルをティッシュやハンカチに染み込ませて常に持ち歩いていました。就寝時にもよくミントの匂いをかぎながら気分を紛らわしていました。

生姜と梅干し

生姜と梅干しにはつわりを抑える効果があると言われています。アメリカでもつわり軽減の商品(キャンディーやティーなど)には必ずと言っていいほど生姜が入っています。日本ではあれば梅干しも生姜も手に入りやすいですよね。

どちらとも飲み物に入れたり、色々な商品があるのでスナックを持ち歩くのも良いですね。梅干しと生姜の両方が入っている「梅醤番茶」は貧血にも効くので特にオススメです。

常に食べ物を持ち歩く

空腹は胃の不快感を増し、より気持ち悪さを悪化させるので、出来るだけ空腹にならないように常に食べ物を持ち歩き、可能であれば何かを口に入れているとつわりも軽減されます。

持ち運びに便利なキャンディーやガム、グミ、クラッカーや日本のコンビニなどで売っているレモン、生姜、梅干しなどの携帯スナックは重宝します。

ちなみにアメリカのつわり軽減キャンディーで私の一番のオススメは「Preggie Pop Drops」というものです。甘さが控えめでほんのり酸味があるのでとても食べやすく美味です。

薬を処方してもらう

アメリカでは担当医につわりが辛いと話せば薬を処方してもらえます。私も第二子、第三子の時に処方してもらいましたが、そのおかげでだいぶ気持ち悪さも軽減されたと思います。

ただし個人差や副作用(特に眠気)もあり、効果もまちまちです。実際、第二子の時にはかなり効果が実感できたものの、第三子の時には薬を飲んでも吐く時は多々あり、あまり効果は実感できませんでした。

つわりはいつか終わる

つわりは人や赤ちゃんによって程度は異なりますが、この時期は毎日の船酔い状態に加えて、体の不調、ホルモンバランスの関係で心も不安定になり本当に気が滅入りそうになりますよね。

この辛い日々が果てしなく続くように思えますが、早くて安定期に入る頃、遅くても出産時には必ず終わります。(と言っても私もつわり時期は辛すぎてそっか!あと少し頑張ろ!とは思えませんでしたが。笑)

なのでどうにかあらゆる手段を使って耐え忍びましょう。母は強しです。私もつわりの峠は越えましたが未だ胃の不快感とたまに吐き気もあるので、きっと出産まで続くパターンだと思います。一緒に乗り越えましょうね!

私の個人的な経験ではありますが、今回はつわり時期に食べられたもの、つわり軽減に役立つ対策をまとめてみました。少しでも今つわりで辛い妊婦さんの参考になれば幸いです。

また、つわり中は栄養が偏ってしまうのではないかと心配になるかもしれませんが、妊娠前に蓄えた栄養があるので大丈夫です。とにかく食べられるものを食べましょう。

 

 

愛を込めて…

Noriko