新しい時代にシフト!マインドフルネスな生き方とは?

コロナウイルスの世界的なパンデミックにより、身を持って時代の変化を感じている人も多いかと思います。当たり前だったことが当たり前ではなくなり、新しい価値観や常識が次々と誕生していますね。

それに伴い今までよりもさらに大きなストレスや心のモヤモヤ、焦りや不安を抱えている人もいることでしょう。しかし、それはあなただけではない、誰もが感じていることなのです。

そんな世の中の大きな変革期の真っ只中にいる私たちですが、これからの新しい時代をより健康にハッピーに生きていくためにどうシフトしていくのが良いのか!?今回は”マインドフルネス”という生き方をご紹介します。

マインドフルネスって何?

近年よく耳にするようになった”マインドフルネス(mindfulness)”とは、元々は仏教の経典で使われる”サティ(sati)”というインドの言語の英訳で、「気づき」「心に留める」などという意味があります。

mindfulness

▶noun [mass noun]

1 the quality or state of being conscious or aware of something:

2 a mental state achieved by focusing one’s awareness on the present moment, while calmly acknowlegding and accepting one’s feelings, thoughts, and bodily sensations, used as a therapeutic thechnigue.

Oxford English Dictionaryによると上記のように訳されています。『今この瞬間』に焦点を当てて、自分の感情、思考、身体感覚を冷静に認めて受け入れること。つまり自分自身を注意深く観察して、気づきを得るということなのです。

マインドフルネスが世間に広まった理由

1979年にマサチューセッツ大学医学校名誉教授のジョン・カバットジン博士が、マインドフルネスを最初に医療分野に取り入れ、ストレスを低減するためのプログラムを開発し、その幅広い効果が認められたことで一気に普及しました。

マインドフルネスを実践することにより、ストレスの軽減はもちろん不安や疲労、心身の病気(胃腸炎、頭痛、不安障害など)が改善され、幸福度や集中力、記憶力、免疫力を高める効果があると欧米で注目されています。

心理学療法として取り入れられたのをきっかけに、現在ではGoogleやAppleなどの世界的企業も取り入れており、医療に限らず教育の分野や企業などでもストレスマネジメントの一環としてマインドフルネスを実践しています。

さらに世界のエグゼクティブや起業家、スポーツ選手や世界的アーティスト、ハリウッド俳優の間でも話題となり、心と身体を整えるのに有効なマインドフルネスを実践する人が増えてきました。

マインドフルネスの取り入れ方

マインドフルネスの効果や世界的広がりを知った上で、私たちはどのように取り入れたら良いのでしょう?医療や企業で導入されていると聞くとなんだか専門的で難しいことのように思えますよね。

しかし、実は特別なことは一つもなく、マインドフルネスは思考と心のフィットネスとも言われ、いわば筋トレのようなものなのです。誰にでもできるとてもシンプルなものなので、ぜひ参考にしてみてください。

1.物事を様々な視点から捉える

物事を少し違う角度から見ることで、色々な考え方を持つ。思考の選択肢を増やすことによって、自分の人生の選択肢を増やし、視野が広がっていきます。

また、新しいことや馴染みのないことを積極的に受け入れる。常に新たな情報を受け取り、新たな出来事に対してオープンになることでより柔軟な考えを持てるようになります。

人はそれぞれに価値観や文化など違うバックグラウンドを持っています。もちろん視点も様々なので、人間関係においてもお互いに刺激し合い、受け入れることで新たな可能性も生まれるのです。

2. 評価や判断をしない

自分の状況がどのようなものでも、一切評価や判断をせず、ありのままを受け入れる。私たち人間は自分の状態や起きた出来事などに対して「善い悪い」や「好き嫌い」で判断、また評価しがちです。

そうすることで客観的に自分を見ることができなくなってしまい、つい他人と比べてしまったり、不安や焦りが出てきて、冷静に考え対応することが難しくなってしまいます。

判断や評価をすることなくありのままを受け入れ、認めることで、自分の状態や出来事をしっかり見ることができ適切に対応できるようになるのです。

3.「今この瞬間」に意識を向ける

私たちは日常の出来事に対して、無意識に反応したり、頭の中では不安や恐怖、過去や未来のことをあれこれ考え過ぎているため、1日に処理すべき情報量は多く、なかなか休まる時間を持てません。

日常生活の中で無駄な思考や雑念にとらわれ、心は休まらず、さらに私たちの周りでは常に情報が飛び交い、またその情報を無意識にキャッチしているため、思考や心が落ち着くことはなく上手くストレスに対応できなくなるのです。

「今この瞬間」に意識を向けることで、外側の出来事や過去、未来に気を取られることなく、より今の自分自身、内側に集中できるので、リラックスできるとともに心が安定し、洞察力も高まるのです。

4. マインドフルネス瞑想

マインドフルネスの取り入れ方として一番活用されているのが、瞑想です。1〜3でマインドフルネスの考え方を紹介しましたが、その基本的な部分を理解した上で瞑想を行うのが効果的です。

瞑想には色々とやり方があるのですが、まずは気軽に初めてみたいという方向けに簡単な瞑想法をお教えします。難しいことは考えず、ただ実践してみて下さい。

  1. 姿勢を正す:立っていても座っていてもどちらでも構いませんが、肩や首などはリラックスさせて姿勢を正した状態で行います。頭から腰のラインまで一本の釣り糸がピンと通っているようなイメージです。
  2. 呼吸に集中する:心地良いと感じる呼吸をゆったりとしていき、吸って吐いての繰り返しにただ意識を集中させます。呼吸をするたびに新鮮な空気が喉を通って体全体を駆け巡るようなイメージです。
  3. 時間は好きなだけ:最初は数分から始めると良いでしょう。慣れてきたら数十分行うこともできます。特に構える必要はなく、気楽に朝夜問わず好きな時間帯に好きなだけ行うと良いかと思います。

地の時代から風の時代へ

最後にマインドフルネスと少し話が離れてしまうのですが、初めに少し触れた「新しい時代の幕開け」について一体どうゆうことなのかを簡単に説明したいと思います。

なぜ今”マインドフルネス”がこれだけ流行し、さらにこの先必要性が増していくのかということが理解できるとともに、コロナウイルスに限らず世の中の急速な変化の中で、心の拠り所になるかと思います。

2020年が大きな変革期になるという理由は実は星の流れからきているのです。各12星座は「火土風月」に分類されており、それぞれのエレメントが変わるのが約200年に1度となるのですが、それが2020年末というわけなのです。

これまでの約200年間は「地(土)の時代」と言われており、「物質・地位・安定・経済活動」に価値を置き、進化させてきました。そして、これからは「風の時代」に変わり、「非物質・個性・改革・精神活動」がキーワードとなり進化させていく約200年間となるのです。

つまり物やお金などに価値を置く「物質重視の価値観」から、情報やネットワーク、知識、コミュニケーションなど物質ではなく「目に見えないものを重視する価値観」へとシフトしていくと言われています。

そんな興味深い話を見聞きして、やはり価値観は大きく変わり、より精神活動は活発になり、これからの時代はさらに”マインドフルネス”が重要になっていくのではないかと確信しました。

マインドフルネスを実践する中で、より内を見て「今この瞬間」に意識を向けることで、雑念(過去や未来、外部のノイズ)に惑わされたり支配されることもなくなります。そしてより思考がクリアになるので心の余裕にもつながるのです。それが外へと波及し、世の中に「思いやり」が溢れると良いですよね。

 

 

愛を込めて…

 

Noriko