実りの秋。食欲の秋。美味しいものが食欲をそそる10月。
皆さん、甘いものは好きですか?
はい。私はかなりの甘党です。料理でも甘めの味付けを好み、もちろん卵焼きはだしより甘い派。とにかく甘いものに目がないのです。
昔は昼ご飯はジュースだけ、菓子パンだけなんて時期もありました。今思えばなんとも恐ろしい食生活ですよね。
今でも甘いものは好きですが、よりヘルシーに食べたい!身体に悪いものは排除したい!という思いが常にあります。
白砂糖は甘い毒。
砂糖が良くないことはほとんどの方がご存知かと思います。小さい頃から言われてきたことは、まず第一に虫歯になる!
また砂糖を摂取することで、老いは加速し、シミシワたるみなど肌にダメージを与えるので美容の大敵である上に、近年の研究ではメタボリック症候群などの生活習慣病はもちろん、心臓病、糖尿病、さらにはガンやアルツハイマーなど様々な病気の原因の一つになっている事が明らかになっています。
もはや砂糖はタバコと同じように「百害あって一利なし」なのです。
コカインよりも中毒性がある。
砂糖が体に良くない!と断言できる最大の理由は、その中毒性にもあるのです。一度砂糖を摂取すると「もっともっと」と脳が欲するのです。だから、一度食べだしたら止まらない。
砂糖は今や最も中毒性が高いドラッグの1つでもあるコカインよりもその中毒性が高いと言われており、数年前から砂糖断ちをする人も増えてきました。
それでも100%完全に砂糖断ちをするのはなかなか難しいものです。
矛盾しているかもしれませんが、私としては砂糖は毒だと言いながらも、なるべく摂取しないように心がけているのが現状です。なぜなら、自分にとっての楽しみや喜びを奪ってはいけない!!
ただ、食べ過ぎは絶対に良くないので、そこだけは注意すべき点です。
それでは、家庭料理だけでもよりヘルシーな砂糖を使えるように、私が普段使っているオススメの甘味料を紹介します。
オススメ甘味料5選
1.ココナッツシュガー(Coconut palm sugar)
ココナッツシュガーはヤシの木の樹液から抽出されます。鉄、亜鉛、カルシウム、カリウムなどの栄養素に加え、抗酸化物質が含まれています。
近年は血糖値が上がりにくい低GI食品として注目されており、砂糖の中では最も低いGI値35です。(通常の砂糖はGI値109)
スーパーモデルのミランダ・カーも取り入れているということで話題にもなりましたが、私はスーパーマーケットの砂糖売り場に並ぶ砂糖の中で迷わずココナッツシュガーを選びます。
2.メープルシロップ(Maple syrup)
メープルシロップは皆さんもご存知かと思いますが、カエデの木の樹液を煮詰めて作られる濃厚で甘い液体です。
カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛、マンガンなど豊富なミネラルとポリフェノールを始め24種類以上の抗酸化物質が含まれています。
近年の研究では、メープルシロップには肝機能保護効果や抗がん効果があるということも発表されています。GI値は54。
少量でも甘みが強いのでお菓子作りにも最適ですし、肉魚料理、和食とも相性が良いので常にストックしています。
3.生ハチミツ(Raw honey)
生ハチミツとは加熱処理や成分の調整をせずに蜜蜂の巣から採ってきたものです。加熱処理をしていないので、ハチミツの本来の栄養素をそのまま摂取できます。
ビタミンやミネラルが豊富に含まれているのに加え、ポリフェノールも含まれてい流ので抗酸化作用に優れています。また、腸内環境を整えるオリゴ糖や乳酸菌も含まれている上、殺菌効果もある万能甘味料です。GI値は50。
1歳未満の乳児には与えてはいけないリスクの高い食品ですが、お菓子やお料理に使うとコクがプラスされて贅沢な味わいになるのでオススメです。風邪予防にも良いので我が家の冷蔵庫には常にハニージンジャーシロップがあります。
4.デーツ(Dates)
デーツは絶世の美女と言われているクレオパトラも愛したアラブのフルーツです。市場にはドライフルーツとして出回っています。デーツは甘い上にとても栄養価が高いのが特徴です。
ビタミン、ミネラルが豊富に含まれているのに加えて、特に食物繊維が豊富で果物の中でもトップクラスを誇ります。整腸作用に、貧血予防にも効果があると言われまさに美女のための砂糖です。GI値は42。
ドライフルーツのまま食べるのも良し、ペーストにしてお菓子に加えるのも良し。デーツの風味は干し柿のような甘さでもったりしているので小豆とも相性が良く、和スイーツにもオススメです。
5.フルーツ(Fruits)
最後に砂糖の代わりに使いたい最も自然で栄養価の高い甘味料はフルーツです。まずはデーツをはじめとするレーズンやイチジクなどのドライフルーツ。
ドライフルーツは砂糖、油、漂白剤などが添加されているものも多く出回っていますので、必ず原材料を見て購入しましょう。
また、フレッシュフルーツも砂糖の代わりに使うことができます。特に完熟バナナはお菓子作りで大活躍してくれます。
お料理やサラダにはリンゴ、グレープ、メロン、ナシ、ベリー系、柑橘系、、、もう全てのフルーツが使えますね。砂糖がなくても甘みがプラスでき、栄養も摂取できるので最高の甘味料です。
購入時の注意点
アメリカのスーパーマーケットには様々な種類の砂糖が並んでいますが、私がオススメするのは以上のものです。
購入する際にはなるべくローカルやオーガニックのものを選び、パッケージの裏側をよく見て確認しましょう。
NaturalとかPureと書いてあっても、何か添加されている可能性があるので、何も添加されていないものを選ぶのがベストです。
また、以上のものは砂糖よりも栄養価がありヘルシーではありますが、カロリーとしては同じくらいのものもあるので摂りすぎや食べ過ぎには気をつけましょう。
何でもほどほどに…。
愛を込めて…
Noriko