アメリカのベビー用日焼け止めの選び方

アメリカでは意外にも赤ちゃんの頃からUV対策をしっかり行います。デイケアなどに預ける時も、特に日差しの強い季節になると子供達に日焼け止めクリームを塗って良いかの許可を求められます。

デイケアで日焼け止めを塗ってくれるのはありがたいのですが、敏感肌の子もいるので必ず使用するには親の許可が必要なのです。(外遊びのUV対策として日焼け止めクリームが義務付けられているということです。)

私達の小さな頃はそもそも日焼け止めを塗るという概念もなかったので、こんな小さな時から塗るの！？と少々驚きましたが、今やUV対策は常識、やはり時代の変化ですよね。

さて前回、食べる日焼け止めということでUV対策と美肌効果のある食品（食べる日焼け止め！夏に食べたいUV対策抜群の食品10選）を紹介しましたが、今回は日焼け止めをご紹介します。特に異国の地で選ぶのも慎重になるベビー用の日焼け止めの選び方を解説したいと思います。

日焼け止めを選ぶときのコツ

日本の日焼け止めにはSPFとPAの表示があります。これは紫外線にはUVA(しみ、しわ、たるみなどの要因)とUVB(日焼けや皮膚がんの要因)という２つの光線があり、SPFがUVBからの防止指数、PAがUVAからの防止指数となります。

しかし、アメリカの日焼け止めにはSPFのみでPAの表示がないのです。また、アメリカの日焼け止めはUVBよりもUVAに対する保護がはるかに弱いということが分かっています。

日焼け止めを選ぶ際には、SPFしか分からないため、実際にどの程度UVAが防止できるのかが不明なのです。なので、UVAとUVBの両方に対する保護、SPFとPAのバランスが良い日焼け止めを知り、選ぶ必要があるのです。

アメリカの日焼け止めは種類が豊富かつ、複雑です。人はもちろん環境にも有害なケミカルが使われていたり、一つのブランドから何種類もの日焼け止め製品が販売されているので、選ぶのにも一苦労。

ベビー用日焼け止めでも例外なく種類が豊富で有害なケミカルを使用しているものもたくさんあるのです。特に肌が敏感な赤ちゃんや幼児にはできるだけ無添加なものを選びたいし、慎重にもなりますよね。

そこで参考になるのが、EWG’sGuideToSunscreen というサイト。こちらはEWG(The Environment Working Group)という環境や人の健康を守るために調査、活動しているNPO機関のものです。

こちらのサイトでは、紫外線からの保護の度合いと、表示されている成分の危険性を基に0〜10のスコアでランク付けがされています。(0が最も評価が高く安全、10が最も評価が低く危険。)

紫外線からの保護については、UVAとUVBの保護度、UVAとUVBのバランス、日焼け止めのもちが調査され、成分の危険性についても細かく調査されているので、安全で効果の高い信頼できる日焼け止めを探すことができます。

EWGのサイトを参考にし、本当に安全で効果の高い日焼け止めをいくつかピックアップしました。実際に息子や娘が使用しているものも含めて紹介するのでぜひ参考にしていだだければと思います。

EWGのサイトではスティック状の日焼け止めが1で最も評価が高いものが多いのですが、スティック状の日焼け止めは何度も塗り直しが必要な点と、伸びが悪く塗りづらい点から個人的にはオススメではありません。

よって、紹介するものは全てローション(クリーム)タイプのものになります。また、なかなかじっとしていられない1〜3歳児にはやはりスティック状のものよりもローションタイプが使いやすいかと思います。

1. BADGAR (EWGの評価は1)

2. Adorable Baby(EWGの評価は1)

3. TruBaby(EWGの評価は1)

4. Waxhead(EWGの評価は1)

5. thinkbaby(EWGの評価は2)

以上が、アメリカ国内で最強のベビー用日焼け止め5選になります。こちらは全てAmazonで購入でき、ホールフーズなどいくつかのスーパーマーケットやドラッグストアにも取り扱いがあります。

どのブランドでも何種類かのタイプやSPFの異なる日焼け止めを販売しているのですが、同じブランドのものでもタイプによって安全性や効能も異なるので注意が必要です。

上記に紹介したもの以外にもEWGのサイトにはまだまだ安全で有能な日焼け止めがあります。EWGの評価が1または2のものがオススメとなるので、もっと他にも見てみたい方は参考にしてみてください。

個人的には5. thinkbaby が伸びがとても良く使いやすい上、SPF50の日焼け止めの中でトップクラスの安全性と効果が確保できるのでお気に入りです。旅行で紫外線の強いアメリカや南米のビーチへ行く時にも重宝しました。

今年の夏はコロナウイルスの影響もあり、あまり外出はできないかもしれませんが、子ども達のエネルギーは通常営業。我が家も外での水遊びが日課になっています。ぜひ紫外線対策もしっかりして、夏を楽しみましょう！！

愛を込めて…

Noriko