2月はバレンタインデーがあることで、チョコレートを筆頭に世の中はスイーツの甘い香りで賑わいます。大切な人に、また自分へのご褒美にチョコレートを買った人も多いのでは??
私も毎年、ワクワクしながらチョコレートをお取り寄せするのですが、我が家は夫からもチョコレートが届くのが恒例となっているので、2月はチョコレート三昧です。笑
そんな2月は無意識にお口も甘いものを求めている!?ということで、今回は最強スイーツであるチョコレートについて掘り下げていきたいと思います。
なぜチョコレートが最強スイーツなのか?
スイーツといえば、チョコレートを筆頭にアイスクリーム、ケーキ、クッキーなどがありますが、高砂糖・高脂肪・高炭水化物の太る三要素がたっぷり含まれており、体に悪いイメージもあります。
「甘い蜜には罠がある」と言うように、甘いスイーツは美味しくて幸せな気分になりますが、一方で美容と健康(肌荒れや肥満など)に関してさまざまなリスクがあることは周知の事実です。
しかし、チョコレートに関しては甘いだけではなく「美容と健康に良い効果がある」ことが、近年の研究で明らかになってきているのです。よって、チョコレートこそが最強スイーツだと言えるのです!
チョコレートは発酵食品
発酵食品が健康と美容に良いことは世界的にも知られています。発酵食品と言えば、味噌や納豆、ぬか漬けなど日本の伝統食品が有名ではありますが、実はチョコレートも発酵食品なのです!
チョコレートの原材料となるのが”カカオ豆”ですが、まずカカオ豆を発酵させることからチョコレート作りが始まります。そして、この発酵したカカオ豆がチョコレートの独特な香りや味わいを醸し出しています。
カカオ豆の発酵には乳酸菌が関わっているのですが、チョコレートの香りや味は何十種類もの微生物の働きや発酵の仕方によって異なり、カカオ農家の環境や風土によっても大きく変わるのです。
チョコレートが美容と健康に良い7つの理由
チョコレートは甘いお菓子ではありますが、他のスイーツと比べて栄養価が高いのです。主原料となるカカオ豆には抗酸化物質の”ポリフェノール”が含まれており、ある研究ではベリーなどのフルーツよりも多いと示されています。
また、ポリフェノール意外にも、食物繊維や鉄分、マグネシウムなどミネラルも豊富に含まれています。よくスイーツはエンプティーフード(栄養のない食べ物)とも言われますが、その中でもチョコレートは例外なのです。
チョコレートの健康や美容に対する効果は複数の研究によって明らかになっています。私たちにどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
1. アンチエイジング
カカオポリフェノールの最大の魅力は”抗酸化物質”です。抗酸化力が高いことで知られる赤ワインや緑茶よりもさらに豊富なので、老化防止や美肌に効果的!
2. 日焼け止め効果
高カカオチョコレートには抗酸化物質の他に肌に有益なビタミンやミネラルが含まれています。また、皮膚の血流を改善し、強力な紫外線から肌を守る効果があることが分かっています。
3. 気分の向上
チョコレートに含まれる必須アミノ酸には”幸せホルモン”の分泌を活性化させ、抗うつ作用があると言われています。またストレスを軽減し、気分を上げる効果もあります!
4. ダイエット効果
ダークチョコレートは少量で満腹感と満足感が同時に得られることが分かっており、食欲抑制の効果が期待できるそうです。また、ある研究では、BMIと体重の減少も確認されています。
5. 血圧上昇を抑制する
血圧が上昇する原因の一つは血管が詰まり、細くなることだと言われていますが、ダークチョコレートを食べることで血管を広げる作用が期待でき、血圧低下が期待できる!
6. 脳を活性化
高濃度のカカオポリフェノールが、脳の血流量を促し認知機能を高める可能性があると言われています。軽度の認知症や、記憶や学習などの認知機能の改善にも!
7. 動脈硬化の予防
カカオポリフェノールには、動脈硬化の主な原因でもある悪玉コレステロールの酸化を防ぐ働きがあります。一方で、善玉コレステロールを増加させ、血液をサラサラにする効果も。
選ぶべきは高カカオチョコレート
高カカオチョコレートは確かに健康や美容に良いのですが、これはカカオ含量が70%以上のものに限ります。またカカオ含量が多ければ多いほどより効果的とも言えます。
カカオ含量70%以上のチョコレート以外のチョコレートは、ほぼ砂糖と油、添加物のかたまりで健康効果はゼロに近いと言えます。それどころか悪影響があるので注意が必要です。
一般的な普通のチョコレートのカカオ含量は30%ほどです。ダークチョコレートとパッケージに表示されていてもカカオ含量が50%くらいのものもあるので、原材料をよく確認するようにしましょう。
高カカオチョコレートの注意点
高カカオチョコレートのメリットは、上記の通り多岐に渡りますが、もちろん注意するべき点もあります。食べる際には下記の点に気をつけて賢くいただきましょう。
- 高カロリー、高脂質である。
- あくまでもスイーツであることを忘れない。
- 食べ過ぎない。(1日30gまでとする。)
本当に良いチョコレートの選び方
高カカオチョコレートが健康に良いことが広まり市民権を得ている最近では、様々な種類のものが販売されています。その中で“高級”であっても”高品質”ではない場合もあるのです。
本当に品質の良いチョコレートはどのようなものなのか?人に優しいのはもちろん地球にも優しいチョコレートの選び方のコツをキーワードで紹介します。
・オーガニックチョコレート
主原料のカカオから全ての原材料が有機栽培で作られているもの。保存料や着色料、添加物、遺伝子組み換え原料などは不使用。精製された白砂糖やブドウ糖果糖液糖も不使用。
・フェアトレードチョコレート
原料生産者から適正な価格で直接購入し取引すること。それにより、生産者の生活向上支援につながる。農薬不使用など環境に配慮したものも多い。
・ローチョコレート
カカオ豆をローストすることなく非加熱のまま作られたチョコレート。通常の加熱されたチョコレートよりも栄養素が豊富なのが特徴。
・ビーントゥーバーチョコレート
カカオ豆の選別からチョコレートの製造を一貫して行い作ること。豆の買い付けや生産者との関係性を大切にしたこだわりのチョコレート。
・ビーガンチョコレート
乳製品不使用。代わりにココナッツミルクやカシューミルクなどを使用。また、基本的に白砂糖不使用でメープルシロップや甜菜糖、ココナッツシュガーなどを使用。
原材料をチェック
様々なコンセプトのチョコレートがありますが、共通して言えるのは「原材料がシンプルなもの。」が健康的にもより良いです。特に添加物や悪い油が入っていないかチェックしましょう!
なるべく避けたい原材料
- 乳化剤
- 植物性油脂
- 香料
- 光沢剤 など、、、
また使われている砂糖の種類にも注目してみてください!白砂糖を始め、人工甘味料などが使用されている場合があるので糖類に何を使用しているかを見るのもヘルシーな良いチョコレートを見極めるコツになります。
なるべく避けたい砂糖の種類
- 砂糖
- 果糖ブドウ糖液糖
- 甘味料(アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK) など、、、
チョコレートにおける良い砂糖の種類
- メープルシロップ
- ココナッツシュガー
- きび糖
- てんさい糖
- 黒糖
- ハチミツ など、、、
贅沢なチョコレートフェイスパック
チョコレートは食べるだけのもの!?実はチョコレートの成分は肌に塗っても美容効果があるのです。最後にとっておきのチョコレートフェイスパックを紹介します。特別な日などにぜひお試しください!!
DIYチョコレートパックには様々な種類がありますが、その中でも最も材料が少なく簡単にできるものをご紹介します。私もたまに作りますが、お肌の調子が悪い時の応急処置にオススメです。
ココアハニーパック
- ピュアココアパウダー 大さじ1
- 生ハチミツ 大さじ1
ココアパウダーとハチミツをよく混ぜ合わせて顔に塗り、15〜20分経ってから洗い流します。
チョコレートで健幸美人になる!
高カカオチョコレートは甘くて美味しいだけではなく、食べることで健康や美容にも良い効果があります。賢く食べるには、よく原材料を見て”量より質”を大切に!
罪悪感で食べるなんてもったいない!せっかくなら、こだわりのチョコレートを味わって食べてより幸せに、さらには健康に美しくなりましょう。
愛を込めて…
Noriko