近年よく耳にするようになったアンチエイジング(老化防止)、美肌に効果的とされる”抗酸化物質“。
食べ物が酸化して悪くなるように、人間も身体が酸化していくほどに、錆びていきます。
酸化は老化やがん、シミしわ、糖尿病や動脈硬化など生活習慣病の原因となるのですが、そもそも酸化の原因として食品添加物、タバコ、酒類の過剰摂取やストレス、紫外線などが挙げられます。
そこで、なるべく酸化させないために酸化の原因となる生活習慣を見直すとともに、抗酸化物質が豊富に含まれる食品を摂ることもポイントとなります。
今回は抗酸化力の高い食べ物ベスト10を紹介します。
FRAP(Free Reducing Ability of Plasma)という方法で食品の抗酸化物質の含蓄量を測定するそうですが、このFRAPの値が高いほど、食品に含まれる抗酸化物質が多くなります。
※()内は100gあたりの抗酸化物質量。
- ダークチョコレート(15mmol)
チョコレート好きに吉報!カカオ70%ダークチョコレートがオススメです。カカオにはミネラルと抗酸化物質が豊富に含まれるので割合が多ければ多いほど体に良いです。まさに、美肌スイーツ!高血圧の方にもオススメです。 - ピーカンナッツ(10.6mmol)
ナッツの中では意外にもピーカンナッツがランクイン。ピーカンナッツにはミネラルと抗酸化物質、ヘルシーな油分が含まれているのに加えて、血中の抗酸化レベルを上げる役割も果たします。 - ブルーベリー(9.2mmol)ローカロリーかつ栄養豊富なブルーベリーは野菜フルーツ界で抗酸化力が最も高く、心臓病のリスクや悪玉コレステロール、血圧の減少に役立ちます。
- イチゴ(5.4mmol) 食物繊維やビタミンCが豊富な上に、ブルーベリーと同じくアントシアニンが豊富に含まれているので、悪玉コレステロールの減少、善玉コレステロールの増加が期待できます。
- ラズベリー(4mmol) ブルーベリーやイチゴと同様に食物繊維やビタミンCに加え、アントシアニンが豊富に含まれています。また、ラズベリーの抗酸化物質と他の成分がガンや心臓病のリスクを下げるとの研究結果が出ています。
- ケール(2.7mmol) 栄養価の高い野菜として知られるケールは抗酸化物質に加えビタミンA、C、K、カルシウムが豊富に含まれています。さらにレッドケールには4.1mmolとより抗酸化物質が含まれています。
- 紫キャベツ(2.2mmol) 紫キャベツにはその色から分かる通りアントシアニンが豊富で、キャベツの約4倍ほどの抗酸化物質が含まれています。また、面白いのが調理法。紫キャベツは茹でたり炒めると抗酸化力が上がるのですが、蒸す場合は35%減少するそうです。
- 豆類(2mmol) 食物繊維がとても豊富で、ビーガンやベジタリアンのタンパク質源でもある豆類。その中でも緑色で大きな粒が特徴的なそら豆に抗酸化物質が豊富に含まれています。
- ビーツ(1.7mmol) ビーツも抗酸化物質が豊富な野菜で、特に食物繊維、鉄、カリウムが取れることから食べる血液とも言われています。整腸作用があり、貧血、便秘、美肌に効果抜群でまさに美女の味方です。
- ほうれん草(0.9mmol) ビタミン、ミネラルが豊富で抗酸化力も高いのに驚くほどカロリーが低いほうれん草はダイエット中の食事にも最適です。また、紫外線や有害なライトから目を守る役割も担っています。現代人に特に必要な野菜ですね。
以上が、抗酸化力の高い食べ物ベスト10でした。野菜や果物がランクインする中、一位がチョコレートというのには驚きですが、それだけカカオには豊富な抗酸化物質が含まれているのです!!
ただし、ダークチョコレート限定です。また、アンチエイジングに良いからといって食べ過ぎにはご注意を!!なんでもほどほどに取り入れていきましょう。
愛を込めて…
Noriko